思い出の味を堪能してきました。

今から30年以上前、東急田園都市線のすずかけ台駅から東京工業大学方面に歩いた国道246号線沿いに「オークラ」という名のレストランがありました。

子供のころ、外食に行くといえばその「オークラ」によく行ったものでした。今でこそファミレスなどでハンバーグやステーキを安く食べることが出来ますが、当時ステーキはなかなかの高級品で子供ながらに特別感を感じていたように思います。

父は「オークラ」でテーブルマナーを教えてくれました。ステーキの焼き具合「レア」「ミディアム」「ウェルダン」を知ったのもこのお店でした。

あれから長い月日が経ち、すずかけ台の「オークラ」は閉店してしまいました。そんな「オークラ」ですが、いまだに営業を続けている店舗も実はあります。

今回、私の誕生日が来るにあたり、抜け猫さんが綱島にある「オークラ本店」を予約してくれました。

「オークラ」に足を踏み入れるのは30有余年ぶり・・・当時の店舗とは違いますが、やはりワクワクしながらの訪問となりました。

当時の内装はボックス席で、赤いふかふかの椅子に重厚なテーブルがあったと記憶しているのですが、今回お邪魔した本店も当時も雰囲気を残しつつ、少しカジュアルな感じの内装となっています。

早速、メニューを見ながら何を頼もうか考えます。今回はランチだったのでハンバーグをセットでいただくことにしました。

サラダとスープ。サラダにはオリジナルの梅ドレッシングがかかっているのですが、これが非常に美味しくて、当時もあまり野菜を食べなかったのに「オークラ」ではいつも美味しく食べていた記憶がよみがえります。帰りにこのドレッシングを買って両親に届けてあげよう・・・

美味しそうなハンバーグです。昔は鉄板で料理が出て来るのを見てすごい高級店だと思ってましたね。味も柔らかくて牛肉の旨味を感じる非常に美味しいハンバーグです。

最後にデザートまでいただいて大満足の誕生日ランチとなりました。

なぜか駐車場には不思議な置物が置いてあるのですが・・・（笑）

ファミレスよりもお値段は張りますが、カジュアルとフォーマルの中間に位置する「オークラ」にはぜひとも頑張ってほしいものです。