3月になると和菓子屋の店頭に並ぶ桜餅。
春を感じさせる淡いピンク色と、桜の葉の香りが春を感じさせてくれますよね。
ところで、桜餅には2種類あるって知っていましたか？
実は関東と関西で桜餅は違うようなのです。
なので桜餅と聞いて思い浮かべる姿、人によって違うかもしれません。
関東風は、クレープのような薄い皮であんこを包んだもの。正式名称は「長命寺」。江戸時代に隅田川沿いの長命寺というお寺の門番が考案したと言われています。
関西風は、もち米を蒸してから乾燥させ荒割にしたものを使った「道明寺」。粒々とした食感が特徴で、こちらも大阪の道明寺で作られたことが名前の由来です。
とはいえ、関東圏に住んでいる私は両方とも和菓子屋さんに並んでいるのを見る機会が多いですけどね。
桜の葉は食べる？食べない？
桜餅を食べる時、いつも迷うのが「葉っぱを食べるかどうか」問題。
実はこれ、正解はないんです。お好みでどうぞ、というのが答え。
ただ、桜の葉の塩漬けには「クマリン」という成分が含まれていて、これが独特の桜の香りのもと。葉ごと食べることで、より春を感じられます。
私は半分食べて、半分残す派。香りは楽しみたいけど、塩気が強すぎるのはちょっと……という優柔不断なタイプです（笑）
春の訪れを味わう
桜餅が店頭に並ぶと、「ああ、もう春なんだな」と実感します。
桜の開花よりも一足早く、和菓子屋が春を告げてくれる。
たった数週間しか味わえない季節限定の味。
今年はまだ食べていない方、ぜひ和菓子屋さんを覗いてみてください。
関東風と関西風、両方買って食べ比べるのも楽しいですよ。
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